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私は小さいころから絵を書くのが大好きで、いつまででも絵を描いていられるような子供でした。そして、今、エス コヤマでは、美術短大で学んだことも活かしながら、ラッピングギフトを担当させていただいています。ギフトへの想いを形にしていく、クリエイティブな瞬間が好きです。材料選びにおいても、シェフはより上質ものを求められます。たとえば、造花は瑞々しくて生きているような“本物感”があるものにとことんこだわります。“本物感”を見定めるには、実際に見てみなければわかりません。だから「これぞ!」というものに出会うために、私は何度も材料屋へ足を運びます。私にとってはそんな材料屋めぐりも楽しみなんです。そうすることで、色んな材料に出会えてイマジネーションが膨むし、面白いものを見つけたら「次に使ってみよう」と覚えておいて、さらに創るのが楽しくなる。アイディアの引き出しがちょっとずつ増えていく感覚があって嬉しいですね。
ショコラトリーがオープンし、キャトリエンムショコラ・進のラッピングギフトを手掛け始めた時は、和紙や紐、小石、木の実など、それまで使ったことのない素材にとまどいました。エス コヤマの明るい「陽」の雰囲気とは違って、キャトリエンムショコラ・進の根底にあるテーマは「和」。日本的な“削ぎ落としていく美”、侘び・寂び感のある落ち着いた雰囲気を表現するのが難しかったです。今では、その違ったテイストを表現できることが面白いと感じています。空間を生かした調和の美を勉強中です。
以前、シェフに「なぜ外部のプロの方に頼まれないのか」とお聞きしたことがあります。すると、シェフは「表面的にキレイにできていても、“想い”が入っていないとダメ。“想い”が大事だから」とおっしゃっていました。作って終わりじゃないんですね。お店に並んで、お客様の手に渡るまで、さらにはお客様から贈られる方にプレゼントが届けられるまでが私の仕事。笑顔が2倍に増える仕事です。
季節に応じた色んなバリエーションのギフトをお届けできるように、月に1度のサイクルで新しいラッピングに更新しています。大変ですが、だからこそやりがいがある。自分が創ったものがお店に並んでいる様子を見ると感動します。「かわいい!」「きれい!」というお客様の声が聞こえてくると本当に嬉しい。そして「次、どんなのを創ろう」と考えている自分がいます。今、こうして幼い頃からの夢だった「創る」ことに関わる仕事ができています。人と人とのつながりがあり、刺激し合ってお互いの成長を感じられるエスコヤマは、私にとって理想の職場です。 |
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ずっしりと重みのあるペンチはギフトに造花をデコレートする時の必需品。ワイヤーの入った太い枝を切り落とすために使います。材料屋さんで「一番切れるものをください」と注文して手に入れました。切れ味が抜群で、切り口が美しいんです。私の頼れる相棒です。 |
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バレンタインデーやホワイトデーの時期に登場するハート型のギフト。この箱に紐をかけるのが至難の技でした。テープでとめるのは最低1箇所のみ。それ以上にベタベタ貼ると「粋」でなくなってしまいます。きっちり結ばれているけれど、紐を引くとはらりと解けるような結び方を模索しました。考え抜いてようやく出来た時は、パズルを解いた時のような、気持ちよさがありました。シェフと一緒に頭をひねった思い出の一品です。 |
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