Vol.11
18.5.20 (2/4ページ)

4日目:「etxebarri」でのランチ

乾杯のお酒を"チャコリ"というバスク地方で造られているお酒を絶対飲んだほうがいいお話をしていたのですが、残念ながらお店にはないとの事で、後日サンセバスチャンのバルでいただいたのですが味はおいしく、強めの酸味で、少しずつ飲みながら食べるピンチョスとの相性は抜群でおすすめです。

乾杯のお酒はシェフが選んで下さったシャンパンになったのですが、すっきりした味わいで普段飲み慣れていない私でもすごく飲みやすかったです。

最初のお料理は、きのこの入った優しい味のスープです。きのこは周りの山で採れたものを薄くスライスしてあり、きのこから出た旨味だけを閉じ込めたような優しい味わいでした。

続いて「Chorizo」
こちらはトーストしたバケットの上にチョリソー(辛みのあるソーセージ)を乗せたものです。チョリソーも辛すぎず、カリッとしたバケットの食感がとてもよかったです。

「Anchovy」
アンチョビが丸ごと乗った前菜です。一口食べるとバリっと音がし、なんだろうとよく噛んでいるとポテトの味がしました。アンチョビのほど良い塩味が、ポテトの風味と重なり、すごくおいしかったです。パンでもこの組み合わせは使えるなと感じました。

前菜3品を楽しんだ後は、店内に移動し本格的なコース料理の始まりです。豊かな自然を感じた後に店内の落ち着いた空間で料理を頂くという素敵な演出でした。
同じ料理でも周りの空間によってよりおいしく感じられるところも、エスコヤマと重なり、改めてシェフの考えを再確認しました。

料理を待っている間、ナイフ置きに使われているきれいな石のようなものが、気になって聞いてみると、こちらはなんとヒマラヤの岩塩の欠片でした。舐めるとやっぱり少ししょっぱかったです。

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