Concept

アソート Assort

Rozillaのショコラアソート

    • J.CHOCOMANIA.1964
    • J.CHOCOMANIA.1964

    Prev

    Next

    J.CHOCOMANIA.1964

    1箱8個入 ¥2,500

    オンラインショップ 宅配便OK

    20日間(20℃以下)

    遠くマヤ文明の時代から存在する、人類の甘美なる宝石・ショコラ。私たち日本のパティシエやショコラティエは、これまでヨーロッパの人々が長い時をかけて作り上げたその作品を再現することに、多くの力を注いできました。しかし、時代は変わりました。今や私たちは、タブレットやプラリネというショコラの原料としてのみならず、南米やアフリカのカカオの産地で、直接その文化の「源流」に触れることができるようになりました。南米で私が実際に体感したカカオの実は、驚くほど甘く、瑞々しいフルーツでした。そうしたカカオの源流から発想する"新しいショコラ"を作っていきたい…いや、そうすべきだと私は考えています。ヨーロッパ人の感性と500年の伝統が築いたショコラの文化を、単に真似るだけの時代はもう終わりを告げました。カカオ豆に初めて出会ったマヤの人々。その貴重な宝石を故郷に持ち帰った大航海時代の冒険家たち。そして、ココアパウダーやミルクチョコレートを発明した職人たち。彼らの偉大なる功績に敬意を表しつつ、新しいショコラの文化を、この小さな島国・Japanから発信していこうと思うのです。

    1964年生まれのチョコレートマニア
    小山進

    <日本人の感性で捉えた8種のカカオの源流を体験>

    Arriba National 75% [アリバ・ナシオナル75%] エクアドル産
    アリバ高原産のナシオナル種を使用。ジャスミンやシトラスの香りをあわせ持つ爽やかなアロマの後には、バナナやジャングルの野性的で青い余韻が漂います。

    Arriba Milk 50% [アリバ・ミルク50%] エクアドル産
    アリバ・ナシオナルシュの特徴である柑橘類やバナナの奥深いアロマに、コクのあるミルクの風味。カカオとミルクの調和を重視したバランスの良いミルク・クーベルチュールです。

    Apurimac 75% [アプリマク75%] ペルー産
    アプリマク産トリニタリオ種のカカオ。華やかでロマンティックな花の香り、フレッシュな柑橘、さらに甘く余韻が残るビターキャラメルが一つに溶け合った、繊細な風味が特徴。

    Sambirano Milk 51% [サンビラーノ・ミルク51%] マダガスカル産
    サンビラーノ産クリオロ種の特徴である、フルーティで個性的なアロマ。ベリー系の上質な香りと酸味に濃厚なミルクの風味が加わった、ミルク・クーベルチュール。

    Sambirano 75% [サンビラーノ75%] マダガスカル産
    無農薬栽培のカカオから生まれる、余韻のある個性的な酸味と香りは、ベリーを思わせます。カカオという植物が持つアロマ、そして大地の力を色濃く感じることができる、贅沢な味わい。

    Sur del lago 75% [スル・デル・ラゴ75%] ベネズエラ産
    スル・デル・ラゴ産のトリニタリオ種カカオ。アーモンドやコーヒーを思わせる奥深いアロマと、力強く余韻の長いリッチな風味を堪能。

    Praliné Amande [プラリネ・アマンド]
    アーモンドを丁寧にキャラメリゼして作られたプラリネと、ミルクチョコレートのとろけるように美味なるコンビネーション。キャラメルとアーモンドのカリッとした歯触りと、香ばしい風味が絶妙。

    Praliné Noisettes [プラリネ・ノアゼット]
    ヘーゼルナッツを丁寧にキャラメリゼし、その風味を最大限に引き出したジャンドゥーヤ。ヘーゼルナッツとキャラメルの風味が調和した、力強い香りと味わいが魅力です。

Prev

Next

閉じる

Concept ショコラの世界は「抑制の美学」。 そう僕は思っている。 複雑なプロフィールを持つカカオと対峙するのは刺激的でありながら、 そこには加えられる水分比の制約、製造や保管環境という制約が厳然と存在する。 ボンボンショコラはあの小さい四角形という制約の中に突き詰めに詰めた表現を求められる。 ストイックだが、どんどんのめり込んでしまうショコラの世界。 それは子どものときに遊んだ、京都の路地裏に似ている。 あの狭い路地は、子どもとっては制約の中で最大限の遊びをクリエイトする場だったと記憶がよみがえる。 ドロまんじゅうをつくり、また明日遊ぶまでどこに隠しておこうかー限られた空間と道具を駆使して、 どれだけ工夫して遊んだことか。 両脇に家が並び、大きな通りから奥へとのびる路地裏は"長方形"の世界だった。 大人になり、成熟したいま、奇しくも僕にとってボンボンショコラという"長方形"の世界は路地裏に重なるのだ。 制約をもってして、魅力的になる世界。 その制約を愉しむことさえできれば、あとのクリエーションは自分次第できわめて自由だ。 時間を忘れて無心に遊んだように、僕はショコラの世界に没頭している。