< Salon Du Chocolat Paris 2018 >
■ 会 期 : 10月31日(水)~11月4日(日)
※前夜祭 : 10月30日(火)
■ 会 場 : ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場 

 パティシエ エス コヤマ(兵庫県三田市、オーナーシェフ小山 進)は、2018年10月31日(水)からパリで開催する世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ パリ」に出展し、最新作チョコレート「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2018」及び、最新作のショコラ10種類以上を世界最速で発表・販売いたします。

 最新作「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2018」のテーマは、“What A Wonderful World”
「この世の中にはみんなが思っているよりも、もっと素晴らしいものがある。目線を変えて先入観なしで世界中を身近な物から隅々まで見てみよう!!」という小山の強いメッセージが込められています。

 2018年で24回目の開催となるサロン・デュ・ショコラ パリ。今年のテーマは「すべての味覚(味)は自然の中にある!」です。世界中から230の出展者が集まり、「自然」という大きなキーワードを元にして、そこから派生する「健康」「教育」「伝統」などさまざまな切り口で各出展者によるイベントやプレゼンテーションが予定されています。
 例年同様、小山は会場内に設置されたイベントスペースで、デモンストレーション(PASTRY CHOW)やセミナー(CHOCOSPERE)を行います(いずれも11/1実施※詳細は別掲載)。また、es koyamaスタンド(B49)の壁面は「What A Wonderful World」のテーマに合わせて、画家の“くぼやまさとる”氏の絵と、エスコヤマのショコラのビジュアルを担当する石丸直人氏の撮影したイメージ写真を配した、過去には無い新しいデザイン。その壁面の前のショーケースを埋め尽くすボンボンショコラは、「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2018」をはじめ10種類以上の新作を含む全26種類のショコラたちです。

es koyamaの写真家・石丸直人による写真展ほか
es koyamaの全てのショコラや小山進の撮影を担当している日本の写真家・石丸直人が、昨年に続き、Salon du Chocolat Paris会場で 多数のグランシェフの写真展を行います。昨年よりもパワーアップしたという写真をお楽しみください。
また、日仏交流160周年記念「ジャポニスム2018」に合わせて「エスパスジャポン」のスペースで美食イベントが開催。新スペース「パティスリー・アート」もオープンするなど、期間中はさまざまなイベントやコンクールも企画されています。

SALON DU CHOCOLAT 2018今年のテーマはWhat A Wonderful World~限りある生命 儚さを閉じ込めて〜

「未だ見ぬ味覚や香り・・・・・・まだまだ世界中には“知りたくなるような楽しいこと”がいっぱいある」、今年はそういうことをテーマにして、特に“香り”に注目して表現したショコラを創った。
「香り」は強い風でも吹こうものなら一瞬で消えてしまう“儚いもの”。僕の好きな昆虫の中にも、“儚さ”の代名詞のような昆虫がいる。その昆虫は一生の大半を地中で過ごし、成虫になって地上に出てからは約1週間しか生きられないと言われている。しかし、ふと虫の気持ちになって考えてみる。成虫になって過ごす一週間が一番充実していると感じているのだろうか? もしかすると、その昆虫にとっては地中で過ごす時間のほうが特別だったのかもしれない。だがその答えは、昆虫本人しか知らない。
4つの作品を一つの交響曲に例えるなら、“主題”に当たる作品が「No.3 カシスの新芽&ロマネ・コンティ(フィーヌ・ド・ブルゴーニュ)」だ。カシスという植物が一番輝いているのは、果実が実り、熟して美味しくなったときだ、と言う人が多いだろう。昨年の10月に訪問したニュイサンジョルジュのカシス農園でその思い込みは大きく覆された。農園で「これ、指で潰して嗅いでみて」と言われて嗅いだのが「カシスの新芽」。その香りは、カシスの香り、若葉のような緑の香りの中にスパイシーさもあり、とても魅力的だった。実は、ここに来る前日にディナーで入ったレストランで、ある料理にコショウのような使われ方をしていたのが、この素晴らしいポテンシャルを持つカシスの新芽を乾燥させてパウダーにした「ポワブル・カシス(カシスのコショウ)」だった。出会った時点ですでに興味が湧いていたが、農園で実際に生の香りを体験し「この香りをショコラで表現したら、きっと素晴らしい作品ができるだろう」と確信した。このNo.3のショコラには、カシスの新芽がメインの素材であり、フルーティーさを引き出すカシスの果汁も入っている。さらに、これに合わせたのは、カシス農園から車で5分ほどの距離にあるという「ロマネ・コンティ」のフィーヌ。最後はテロワールに導かれ、このNo.3は完成した。
昆虫が土の中で過ごす時間も、カシスに果実が生る前の新芽の時も、どんな生き物も素材にも一瞬々々輝く瞬間があり、そこに目を向ければ未知の世界のまだまだ広がりがあることを知ることになるが、だからこそもっと知りたいし、ショコラにその“一瞬の輝き”を閉じ込め、伝えたい。皆さんも味わったことのない未知の素材はカカオと出会い、食べ手の口の中ではじめてその輝きを取り戻す。そうしてこの世界にはまだまだ皆さんの知らない“Wonderful World”が広がっていることを伝えていくのが僕の使命だ。 ショコラティエ 小山 進

SUSUMUKOYAMA’S CHOCOLOGY 2018 What A Wonderful World~限りある生命 儚さを閉じ込めて〜

2018年11月1日(木) 発売予定
1箱(4個入り)1,728円

Pastry Show デモンストレーション

~第4のチョコレート、ルビーチョコレートの可能性~
日時:11月1日(木)11:00~11:45
内容:第4のカカオと呼ばれる“ルビーチョコレート”を使った焼き菓子のデモンストレーションを行い、ルビーチョコレートの可能性を伝えます。

Chocosphere セミナー

〜味覚を音で表現する〜小山の新作「SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2018」の4粒を味覚を高める音楽と共に
日時:11月1日(木)17:00~17:45
内容:新作4粒を順番に召し上がっていただきながら、その4粒から生まれた音楽を聴いていただき、味覚を聴覚からも感じとる不思議な体験をお楽しみください。


1964年京都生まれ。2003年兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」をオープン。「上質感のある普通味」を核にプロフェッショナルな味を展開し続けている。近年、特にチョコレートの分野で世界から注目を集めており、フランスの最も権威あるチョコレート愛好会「C.C.C.」が毎年行う品評会において、2011年の初出品以来、8年連続で最高位を獲得。2011、12、14年は外国人部門最優秀ショコラティエ賞を受賞している。2013年12月には、「未来の表現者を育てるため」として、敷地内に12歳以下のお子様しか入れないパティスリー「未来製作所」を創設。県内県外の教育従事者や子どもたちに向けた講演活動を積極的に行っている。2017年11月には、敷地内にデコレーションケーキの専門店「夢先案内会社FANTASY DIRECTOR」をオープンした。