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エスコヤマのある兵庫県三田市で、2014年に初開催されたお菓子のコンテスト「第1回三田ハピネスイーツコンテスト」で、グランプリを受賞した浅田パティシエールの作品です。
シフォンケーキの魅力である、弾力と軽さはそのままに、生地に三田名産の香り豊かな母子茶をふんだんに混ぜ込みました。控えめで上品な母子茶の味わいを生かしつつ隠し味に昆布の旨味を使っているのがポイントです。

「昆布ダシ」といっても、その抽出方法は人によって様々で、若手料理人の方々も試行錯誤を重ねておられます。
このシフォンケーキには、牛乳にアンフュゼするとき味がしっかり出やすい「羅臼昆布」を使いました。
また、今回、メニュー化するにあたり抽出方法にも小山シェフが一工夫を加え、更に美味しさを進化させました。40℃+低気圧調理器で、旨味をたっぷりと抽出し、苦み、甘み、旨みの絶妙なバランスで、噛めば噛むほどお口の中で抹茶の芳醇な香りと昆布の旨味を味わえる一品に仕上がっています。

カットした断面は、焼き面からは想像できない、初夏を思わせる鮮やかな緑色。
ふんわりしっとりとした食感とともにお楽しみくださいませ!