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¥2,268

30日(20℃以下)
箱サイズ:縦10×横10×高さ3.5cm
特定原材料等28品目:乳成分・大豆
販売開始予定:2025/12/1(月)〜
「フレッシュ」「瑞々しい」あるいは「透き通った」、そんな印象をもたらす、アソートボックス。ショコラをお口に含み、2~3度の咀嚼。体温で溶けるとともに、ガナッシュから素材が滲み出す。そして時間の経過とともにパート・ド・フリュイが静かにほぐれ、層が淡く混ざりあう。その様は水面に浮かぶ波紋のように、水彩画のにじみのように、儚く、美しい。余韻にはしっとりとした潤いが残り、心に静かな色彩を描きます。
ショコラティエ中川からのコメント:
小山シェフのショコラ創作に携わるようになって約7年が経ち、今年、ショコラの品評会「C.C.C.」に初めて出品し、最高位であるゴールドタブレットを受賞することができました。 まずはこの機会を与えてくださった小山シェフに、心より感謝申し上げます。 そして支えてくれたスタッフや家族にも、改めてお礼を伝えたいと思います。 今回の4粒を創作するにあたり「小山シェフから受け継いだエスプリを自分の中でどう昇華させるか」という問いを胸に、試行錯誤が続きました。 行き詰まっていた時、シェフからいただいた「若者らしく、フレッシュに、シンプルに」という言葉で肩の力みを解くことができ、一気に道が開けた感覚がありました。 シンプルな味わいの中に静かな深みと温もりが生まれるよう、ひとつひとつの素材と丁寧に向き合い、そして、日々の中で感じてきた小さな気づきや心の動きを込めて。 水彩画のように、やわらかく、じんわりと広がる余韻を感じていただけたら嬉しく思います。
シェフ小山からのコメント:
僕と共に日々ショコラの創作を続けてきた中川君が、ついに自身初となるオリジナルショコラ4粒を完成させました。 彼に伝えたのはただひとつ、「若者らしいフレッシュさと透明感を宿してほしい」ということ。出来上がったショコラは僕の創作とはまた異なる、彼らしい世界を感じさせるものでした。 けれどその中には、共に過ごした年月の“DNA”のようなものが確かに息づいていて、心の奥が温かくなりました。 その感謝と祝福の想いを込めて「白いキャンパス aqua +」という名と、イメージ写真の背景画を贈りました。 中川君、C.C.C.ゴールドタブレット受賞おめでとう。これからも自分の感性を信じて、進んでほしいです。
中国・四川省の標高1,000mを超える高地で育った緑茶「蒙頂甘露」をベースに、「夜に開花した香りを茶葉に吸い込ませる」という伝統製法で仕上げたジャスミンティー。 その華やかさをクリアに閉じ込め、ボトムには南国フルーツ・グァバを忍ばせて。 まず広がるのは、ジャスミンの上品な芳香。そして噛みしめるごとに、グァバの濃密な甘さとトロピカルな酸味が共鳴し、余韻までを鮮やかに彩ります。
バニラ、アーモンド、干し草、キャラメル… 幾重ものニュアンスを纏うトンカビーンズ。 その香気をふくよかに引き出して。 時間差で現れるのは、陽だまりのようにジューシーなアプリコットの果実感。 さらに苺を薄く重ねることで、みずみずしい酸味ときらめきを添え、奥行きのある立体的なハーモニーを表現しました。
深い紫に光る小さな果実「ジュニパーベリー」。 森の気配を宿したウッディでハーバルな香りは、まるで澄んだ空気のよう。 そこに寄り添うのは、青りんご「グラニースミス」の清らかな酸味と、生姜、黒文字、柚子の鮮烈な余韻。 一杯のクラフトジンのように、透明感とスパイシーさが重なり合い、舌の上で清冽な色彩を描きます。
ほのかな苦味と甘みを漂わせる熟成グラッパに、噛むほどに広がるライチの甘美な透明感。 仕上げに纏わせたフランボワーズのクーベルチュールが酸味を走らせ、全体をひとつの絵画のようにまとめ上げました。 これらの共鳴は「リナロール(香気成分)」の調べによって結ばれ、気品ある余韻を残します。