えもいわれぬ心地よい食感と味わい。プチガトーのような完成された世界を熟成された一粒のマカロンに秘めました。

冷やしあめ

¥281

消費期限
7日(冷蔵)

関西のローカルドリンク「冷やしあめ」をマカロンに仕立てました。ホワイトチョコレートをベースに、ジンジャーとシナモン、さらにクローブ、カルダモン、ブラックペッパーといったエスニックなスパイスを利かせてガナッシュに。センターには、ジンジャー&シナモンのジュレをしのばせました。繊維質を感じるドライタイプのしょうがを用いることで、かむほどにしょうが本来のふくよかな風味がスパイスとともに花開き、心地よい辛みと清涼感の余韻がじんわりと続きます。関西の夏の味わいを、個性豊かなスパイス使いでエスコヤマ流に仕立てたマカロンは、新しいのにどこか懐かしい、思わずワクワクするような味覚との出会いを届けてくれることでしょう。

Inside Story

関西で夏の風物詩として親しまれる"冷やしあめ"。
この美しい琥珀色のドリンクを、
関西の夏祭りなどを訪れたことがある方は、一度は目にしたことがあるはず。
そして口にすれば、とろりとした口当りとともに、
しょうがとシナモンの香りがふわりと広がる――。
東北出身の、マカロン担当・原田パティシエは、初めてこのドリンクを目にしたとき、
「アメを冷やした飲み物」という自分が今まで思いもつかなかった発想が、
関西の街に当たり前のように根づいていることに、とても驚いたのだとか。
明治時代に関西に広まったといわれる、この不思議なドリンク。
なぜこんなにも長い間、人々に愛され続けているのだろう?
しょうがとシナモンが織りなす、淡い苦みときりりとした辛み、そして水あめの豊かな甘み。
このバランスは、シェフ小山がさまざまな味覚を紐解くうえで大切にしている
「甘み・苦み・酸味」の三大要素のうちの二つを満たすとともに、
酸味に代わる辛みの要素も加わっていたのです。
マカロン担当・原田パティシエは、日頃シェフ小山から聞いていた
この「美味しさの三大要素」に当てはまるものこそが、
冷やしあめが関西で親しまれている知られざる理由であると気がつき、
「これはぜひとも全国の方々に知ってもらいたい!」
とこの度の新作マカロンを創り出しました。