2007年 エス コヤマ研修旅行 2007.5.29-6.4


朝の散歩で出会うインスピレーション

ストラスブール3日目。もちろん本日も小山シェフの朝は散歩から始まります。幸運なことに夜のうちに降った雨が止んでいます。出会い頭に見つけたパン屋さんでさっそくパンを購入。「オニオンキッシュはアパレイユ生地がふわふわ、アツアツで美味しい!」「ルバーブのタルトも適度な酸味がいい」など、小山シェフはスタッフと率直に感想を言い合います。どうやらこのお店は合格点のようです。

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お店の前でさっそく試食タイム。
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焼き立てのクロワッサンやタルト、キッシュなどどれも美味しい!ズラリと並んだケーキも魅力的です。


そこから少し歩くと、今度はバラの花の絨毯を見つけました。店先にバラの花びらを散らして道を作っています。バラの花専門店です。誘われるように店内に入って行くと、バラの生花のほかに、バラのキャンディやキャラメル、せっけん、香水なども売っていて、バラの香りがたち込めています。小山シェフは、商品を買った袋の中をバラの花びらで山盛りにしてくれる大胆さに感動!「バラだけをテーマに、小さなお店でこれだけパワーのあることができるなんてすごい!ふんだんに花びらを用いた贅沢な演出・・・これぐらい贅沢なことが日本でもできたらいいのになぁ。うらやましい!」と言います。こちらのショップはご自身の農家でバラを作られているそうで、バラたちが生き生きとしています。「日本にも食用のバラを生産しているところがあればいいのになぁ・・・」と小山シェフはつぶやきます。それにしてもバラ専門店が朝6時台からオープンしているのもヨーロッパならではだと感心します。
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収穫を手に「こういう発見があるから朝の散歩は楽しい」と意気揚々とした様子の小山シェフ。



ストラスブールのパティスリー巡り。クグロフのお味は?

朝の散歩から戻りホテルで朝食をとった後、午前中はストラスブールの街でフリータイム。「チュエリー・ミュロップ」や「ネゲル」などのパティスリーを巡ります。小山シェフの興味はもっぱらクグロフ。クグロフとはパンのブリオッシュ生地を専用の型で焼いたアルザス地方の焼き菓子ですが、エス コヤマの新商品として開発中なので(裏手に新しくオープンするブーランジェリーの新商品のため・・・・と思いきや?)、クグロフを見れば試食してみるという具合です。そして、パティスリーのほかにストラスブールの街で見逃してはならないのは、なんといっても世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂。見事な彫刻やステンドグラスにスタッフたちからは感嘆の声が漏れます。

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「もうお腹いっぱい!」と言いつつ興味のままについつい購入してしまうお菓子。ここまで来られることはめったにないから、食べて味の経験値をつまなくちゃ!と勉強熱心なパティシエ&パティシエールたちです。
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ノートルダム大聖堂。見つけた瞬間、言葉を失うほどの圧倒的存在感で天に向かってそびえ立っています。



ワイン街道を下りワインシャトーや果樹園、クグロフの型造りを見学

さて、本日も予定が盛りだくさん。ストラスブールの旧市街地を後にして、昼からはワイン街道を南下してヴォルフベルジェール社の所有するワインシャトーや果樹園を訪れ、陶器の町スフレンハイムでクグロフの型作りを見学します。小山シェフにとって、新作商品のために使うクグロフの型を購入することも、この旅の目的のひとつでした。この町の「ポトリー・フリエードマン」という工房に来てビンゴ!小山シェフ、思い描いていたクグロフの型に出会えたようです。ここは創業から200年以上になる町でいちばん古い工房。すべて手作業で粘土製造から、型詰め、絵付けがされ、昔ながらの伝統的な製法を守って作られています。聞くところによると、これから行くフェルベールさんのお店でも、ここの型を使われているとか・・・。それにしても案内人としてアルザスまで来てくださった青木定治シェフの右腕・横山氏が通訳してくださるので心強い。小山シェフは素敵な出会いに喜び感謝しながら、“eS KOYAMA"のネーム入りの特注クグロフ型を50個注文しました。新作のクグロフが楽しみです。
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スタッフたちが覗き込むように絵付けの作業を見ていると、職人さんが「やってみる?」と言ってくださいました。

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eS KOYAMA 特製の陶器皿!? 右上の絵はエス コヤマスタッフの似顔絵だそうです。さて、誰でしょう??
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伝統的なクグロフ型を作る職人さんと記念撮影。この方がeS KOYAMAネーム入り特注クグロフの型を作ってくださいます。



コンフィチュールの妖精クリスティーヌ・フェルベールさんの店へ

そしてこの旅の最大の目的のひとつニーデルモルシュヴィル村の「メゾン・フェルベール」を訪れます。ここは世界的にコンフィチュールのブームを巻き起こすきっかけになった、コンフィチュールの妖精と謳われるクリスティーヌ・フェルベールさんがいらっしゃるお店です。自然豊かなこの村でお父さんから受け継いだお店を家族ぐるみで営まれています。そしてクープ・デュ・モンドなど数々の権威あるお菓子の賞を受賞されるなど、その存在が世界の注目を集めています。その憧れのフェルベールさんのお店の厨房に入らせていただけるということで、スタッフたちは白衣に身を包んでワクワク! また村の方達も白衣姿のスタッフたちを見て驚きながらもニコニコ、歓迎してくださっている様子です。なんて素敵な村! お店でフェルベールさんのお話をお聞きした後は、すぐ近くのレストランでアルザス料理を囲みながら懇親会です。
※この時の詳細は9月発行の冊子「FuKAN」でもご紹介予定です。ぜひご覧ください。
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古いワイン農家を改装したというニーデルモルシュヴィル村のホテル前にて、白衣に包まれたスタッフたちと集合写真。


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パティシエール達にとって憧れの存在であるクリスティーヌ・フェルベールさん。
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フェルベールさんや「メゾン・フェルベール」で働かれている日本人スタッフの方々と懇親会。アルザス料理を堪能しました。


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これだけの団体客に厨房はてんてこ舞い。スタッフたちは「わっしょい!わっしょい!」と言いながらお手伝いしました。これも楽しい思い出のひとつになりそうです。
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本へのサインに快く応えてくだるフェルベールさん。ていねいに1冊ずつメッセージ入りのサインを書いてくださいました。


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