Vol.7
18.5.19 (2/4ページ)

3日目:「NeNDI ALDE」にてデモンストレーション&ランチと「Thierry Bamas」ショップ訪問

今回、ミシェルさんに2つの料理をご紹介頂きました。

I .トウモロコシとショコラのタリュア

タロという薄いパンの上に、時間をかけて水切りをした羊乳のチーズにスパイスを加えたものと、十分に乾燥させることで、香りをよく引き出したベーコンと一緒にいただきます。ベーコンの塩味と羊乳のクリーミーな風味を感じる日本では味わえない一品でした。


このタロにチョコレート(カカオパウダー)が含まれております。 タロを食べた小山シェフは「なんだか南米を思わせるような生地だ」とおっしゃっていました。ミシェルさんによれば、このタロという生地がパンを作る最も簡単な方法なのだそうです。

羊乳チーズも現地でよく用いられており、今回のようにスパイスを加えて調理する他に、酸味のあるジャムと一緒に頂くこともあるそうです。


II.カニとアヴォカドのクリーム

カニ汁とチョコレートを混ぜて煮詰めたソースに、カニのほぐし身、香味野菜、スパイス、アヴォカドを使用した冷たい料理です。

しっかり冷やすことにより、カニの風味と香りを全面に押し出すことができる、とても味わい深い一品でした。


私たちがミシェルさんによる美食を堪能している中、バマスさんが到着されました。


小山シェフとも深い親交があるバマスさん。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、改めて彼について、ほんの一部ですが、ご紹介させて頂きます。


ティエリー・バマスさんは、2011年にMOF(フランス国家最優秀職人賞)という、フランス文化に最も優れた継承者に値する高度な技術を持つ職人に授与される称号を与えられ、現在はバスクを中心に4つの店舗を展開しております。

小山シェフを始めとする、トップショコラティエたちと深い親交があり、また日本の食文化、日本食の美味しさに魅力を感じ、「もう少し若ければ日本に住みたかった!笑」と語る親日家でもあります。



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