Vol.14
18.5.21 (2/4ページ)

5日目:「REKONDO」でのディナー

食事のはじめに、チャコリで乾杯です。
チャコリとはバスク地方で生産されている白ワインです。注ぐときにグラスから離して高い所からいれることが特徴的ですが、高い位置から空気を抱き込ませながら、しっかり泡立たせることによって、チャコリ特有の酸味が穏やかになり、香りや口当たりがよくなるのです。シェフからこの特徴的な注ぎ方によって、チャコリは微発泡と勘違いされやすいのだと教わりました。

クロケット
カニのクロケットとジャガイモのクロケットです。 どちらもベースがベシャメルソースで、噛めばとろっとしたクリームが出てきます。 特にカニのクロケットは、カニの旨味が凝縮され、ベシャメルソースともマッチしていて印象的な味でした。


イベリコ豚の生ハム
見るからに食欲をそそる鮮やかな赤身に、つやつやで溶けだしそうな脂。口に入れると、とろけるような食感で、脂はほんのり甘く豚肉の芳醇な香りが鼻から抜けていき、とても美味しい生ハムでした。
生ハムの脂が甘いのは、豚がドングリや栗を食べて育つからだとシェフが仰っておりました。


エビのグリル
火の通し加減で味が左右される海老。シェフはもう少し手前で止めた方が美味しくなると仰ってましたが、それでも十分美味しく、身もぷりぷりでミソもたくさん詰まっていました。


ブーダンノワール(血のソーセージ)のソテーとマスタード、クレソンサラダ、洋ナシ
シェフは、「ブーダンノワールがめっちゃ好きやねん」と仰っていましたが、私は一度も食べたことなく、獣臭いのかなと思って少し抵抗がありました。しかし、一口食べてみると、全然臭みがなく口に入れると噛むごとに、ほろほろと崩れるような食感でとてもおいしく食べることが出来ました。
自分の好みやイメージで勝手に、食べ物の好き嫌いを判断するのではなく、まず食べてみて、その料理や素材がどういうものなのかを理解し、知ることが大事だなと感じました。


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