Vol.8
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3日目:「mugariz」でのディナー

初めまして、ショコラ製造担当の安西 大輔です。


スペイン・フランス・バスク地方の研修旅行4日目、5月19日(水)にシェフの厚意でレストラン『Mugaritz(ムガリッツ)』でディナーをご一緒させていただいた際のレポートを担当させていただきます。


19日は、朝からカカオとショコラの料理、MOFパティシエ(フランス国家最優秀職人章)のThierry Bamas(ティエリー・バマス)氏のデモンストレーションとパティスリー訪問と盛りだくさんの研修を終え、国境を超えてスペインのサン セバスチャン近郊にあるレストラン『Mugaritz(ムガリッツ)』へ。Mugaritzは昨年の世界レストランランキング4位、世界で最も美しいレストランTOP10にも選ばれた、ミシュラン二つ星のレストランです。


このレストランに行くには、自家用車か、タクシーだけ。近くに駅やバス停などはありません。それでも世界中の人達がここの料理を求めて、やって来ます。予約を取ることは決して簡単ではないレストランに今回の研修旅行で来店することができました。 そして僕が以前にフランスの南部で働いていた際に行きたかったレストランでもあり、その時は予約を取る事ができなかったので嬉しさも倍増です!今回はシェフ、長野さん、西出さん、永井さん、福田さんとご一緒させていただきました。


ホテルからタクシーで約1時間…こんな所にあるのかな? と思った時に曲がって到着!広い駐車場からは厨房が見え、スタッフの方も気さくに手も振ってくれました!

敷地内には香草も沢山植えてあり、様々なオブジェが建てられておりました。建物に案内されるのかと思っていたのですが、テラスに案内され、レストランの敷地全体が生垣で囲まれていて、とても落ち着く空間。

シェフに選んでいただいたシャンパンで乾杯!

するとテーブルに穴の開いた木のプレートが準備され、サービスの方から小さな封筒を渡されました…中には2枚のカード。


みんな声をそろえて、魚が浮いている絵と沈んでいる絵…。カードの選択次第でこの後に出てくるメニューが違うということでした。シェフも『フライ?じゃないか?笑』と予想されたり、もちろんメニューを見て決めることも楽しいですが、こうじゃないかなぁ?と考えさせ、遊び心がある仕掛けで、ゲストを楽しませてくれます。ちなみに前回、シェフが来店された際は羊の骨を使ったゲームだったそうです。今回はシェフの直感で泳いでいる魚に決定しました!

穴の開いたプレートに前菜が並べられていきます。


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