Concept

Rozilla

名前の由来は「路地裏×ゴジラ」。京都に生まれ育った小山進が子どもの頃夢中になったのが、"ごっこ遊び"でした。 想像力を発揮すれば怪獣でも正義のヒーローにでも、どんなものにでもなれたのが、京都の路地裏という限られた空間だったのです。 「大の大人が本気で作る秘密基地」をコンセプトに、ボンボンショコラ販売専用ブース「1000‰」や、挽き立てのチョコレートドリンクなどが堪能できるカカオBAR「a・ZITTO」などを展開。 「こんなお店に行ってきたんだよ」と知人や友人に伝えたくなるような、そんなワクワクとショコラの"Real"に満ちたショコラトリーです。

    • DNA Kyoto 2013

    Prev

    Next

CACAO Quest in Madagascar 書籍Chocolat Japonais(ショコラ・ジャポネ)
閉じる

Concept ショコラの世界は「抑制の美学」。 そう僕は思っている。 複雑なプロフィールを持つカカオと対峙するのは刺激的でありながら、 そこには加えられる水分比の制約、製造や保管環境という制約が厳然と存在する。 ボンボンショコラはあの小さい四角形という制約の中に突き詰めに詰めた表現を求められる。 ストイックだが、どんどんのめり込んでしまうショコラの世界。 それは子どものときに遊んだ、京都の路地裏に似ている。 あの狭い路地は、子どもとっては制約の中で最大限の遊びをクリエイトする場だったと記憶がよみがえる。 ドロまんじゅうをつくり、また明日遊ぶまでどこに隠しておこうかー限られた空間と道具を駆使して、 どれだけ工夫して遊んだことか。 両脇に家が並び、大きな通りから奥へとのびる路地裏は"長方形"の世界だった。 大人になり、成熟したいま、奇しくも僕にとってボンボンショコラという"長方形"の世界は路地裏に重なるのだ。 制約をもってして、魅力的になる世界。 その制約を愉しむことさえできれば、あとのクリエーションは自分次第できわめて自由だ。 時間を忘れて無心に遊んだように、僕はショコラの世界に没頭している。